衛生マットレスは全日本ベッド工業会で定めた「マットレスの環境基準」〔“ホルマリン溶出量”や“抗菌防臭加工”や厳選された材料(フェルト類は未利用繊維使用、「ウレタンフォームの発泡剤」にはオゾン層破壊の物質を含まない)などの厳しい基準〕をクリアしたマットレスにのみ付けられている安心のマークです。
マットレス選びはこのマークから
誰もが、毎日使うマットレス。しかし、外からはマットレスの中が見えません。寝心地と共にマットレスの中身にもこだわってほしい…。 ホルムアルデヒド溶出量の基準を満たし、抗菌・防臭加工を施した材料の使用等、「グリーン購入法」の基準に基いた材料を使用した衛生と環境に配慮した『衛生マットレス』。 全日本ベッド工業会が自信をもっておすすめします。
衛生マットレスは環境省の環境ラベル等データペース
(環境物品を選ぶ際に参考となる情報源一覧)に登録されています。
http://www.env.go.jp/policy/hozen/green/ecolabel/a04_20.html
『ホルムアルデヒド溶出量』基準
厚生労働省の「有害物質を含有する家庭用品の規制に関する法律」(厚生省令第34号)において、75μg/g以内と定めたホルムアルデヒドに関する繊維製品の大人用下着基準に準じています。
ホルムアルデヒドとは?溶出量の規制効果
「ホルムアルデヒド」は放散性がありますので、外部より高濃度物質(接着剤・コーキング剤を使用したもの)の影響を受けない限り、マットレスにおいては増加することはありません。
『抗菌防臭加工』基準
細菌の増殖を抑制した効果を表現する数値である静菌活性値が2.2以上とし、これは繊維製品新機能評価協議会の抗菌防臭基準に準じています。
抗菌・防臭効果
『抗菌防臭加工』は、細菌の増殖を抑制して防臭するもので、マットレスの素材の臭いを消臭することはできません。
衛生マットレス Q&A
衛生マットレスについてのみなさまからのご質問をまとめました。
衛生マークは、消費者の皆様が、衛生に配慮したマットレスとして安心してお使いいただけるように、全日本ベッド工業会が設定した「マットレスの環境基準」に適合するマットレスにのみつけられています。
a ):「ホルムアルデヒド」は溶出量を定めています。これは厚生省令34号大人用下着基準に準じています。<br> b ):「抗菌防臭」は、静菌活性値が2.2以上とし、これは繊維製品新機能評価協議会の抗菌防臭加工基準に準じています。 材料のフェルトは未利用繊維を使用し、ウレタンフォームの発泡材にオゾン層破壊物質等を含まないなどの厳しい基準となっています。
ホルムアルデヒド(ホルマリン)は無色透明の刺激臭のある気体で、且つ大気汚染防止法の自主規制対象の有害物質とされており、めまい、頭痛などの原因となります。主に合成樹脂材に含まれますが、他にも接着剤、繊維、紙の樹脂加工、染料、殺虫剤、防腐材、ゴム製品など広い範囲で使用されています。
汗をかいた時などに出るいやな臭いは、身に着けている衣服や皮膚に棲息している菌が増殖することが原因です。菌はこの汗や汚れを栄養源にして増殖し、そのとき分解したものがいやな臭いの原因といわれています。「抗菌防臭加工」とは、この菌の増殖を抑制し、防臭効果を示す加工の事です。
紡績時に発生する短繊維(リンター等)や衣料等の製造時に発生する裁断屑、廃品となった製品等を綿状に分解し再生利用したものです。
ベッドには、シングルクッションとダブルクッションがありますが、両方に共通するのは「マットレス」であり、且つマットレスは使用する場合、シーツ類を通して間接的に、身体に触れるものです。そこで、工業会としましては、最初にマットレスに対する「環境基準」を設定しました。